皆さんは、普段の食事で「よく噛むこと」を意識していますか?
「よく噛む」ということは、単に食べ物を細かくするだけではありません。
近年は、ファストフードややわらかい食べ物を好む傾向もあり、噛む回数が少なくなっているといわれています。
実は、よく噛むことには、消化を助けるだけでなく、脳やお口の健康、さらには心身の健康にもさまざまなメリットがあります。
今回は、よく噛むことの大切さについてご紹介します。
よく噛むことによる4つの健康効果
① 消化を助ける
食べ物をしっかり噛んで細かくすることで、胃や腸での消化を助け、身体への負担を軽減します。また、唾液と混ざることで消化しやすくなります。
② 脳を活性化する
噛む動作は脳への刺激につながります。集中力や記憶力など、脳の働きにも良い影響を与えると考えられています。
③ 唾液の分泌を促す
よく噛むことで唾液がたくさん分泌されます。
唾液には、お口の中の細菌の増殖を抑えたり、食べかすや汚れを洗い流したりする働きがあります。また、初期の虫歯を修復する「再石灰化」を助ける作用もあり、お口の健康を守るうえで大切な役割を果たしています。
④ ストレスをやわらげる
リズムよく噛むことは、気持ちを落ち着かせることにもつながるといわれています。咀嚼運動は、精神的なリラックスにも関係していると考えられています。
お子様にとっても「よく噛むこと」は大切!
成長期のお子様にとって、よく噛む習慣を身につけることはとても重要です。
① 顎やお口周りの発育
しっかり噛むことで、顎やお口周りの筋肉が使われ、健やかな成長を促します。成長期にさまざまな食感のものを食べ、噛む習慣を身につけることが大切です。
② 味覚の発達
食べ物をよく噛むことで、唾液と混ざり、食べ物本来の味を感じやすくなります。舌にある味蕾(みらい)という味を感じる器官も働き、さまざまな味を楽しむことにつながります。
③ 運動能力や身体のバランス
噛む力や正しい噛み合わせは、身体のバランスや力の発揮にも関係しています。しっかり噛めるお口の環境を整えることは、お子様の健やかな成長を支えることにもつながります。
今日からできる!よく噛む習慣をつける3つのコツ
日々の食事の中で、少し意識するだけでも噛む習慣は身につけられます。
・歯ごたえのある食材を取り入れる
ごぼう、れんこん、にんじんなどの根菜類や、海藻類、きのこ類などを食事に取り入れてみましょう。
・正しい姿勢で食べる
足の裏を床につけ、背筋を伸ばした姿勢で食べると、しっかり噛みやすくなります。特にお子様は食事中の姿勢にも気を配りましょう。
・定期的に歯科検診を受ける
虫歯や歯周病、噛み合わせなど、お口のトラブルを早めに発見することが大切です。健康な歯を維持することが、しっかり噛めるお口につながります。
まとめ
よく噛むことは、消化や脳の働き、お口の健康など、私たちの身体にさまざまな良い影響をもたらします。
特にお子様にとっては、顎やお口周りの健やかな成長を支える大切な習慣です。
毎日の食事で「よく噛むこと」を意識してみましょう。
いつまでも自分の歯でおいしく食事を楽しめるように、日頃からお口の健康を大切にしていきましょう!